できないと損してる!? モレもダブりもなし!論理思考のテクニック!【MECE】

あなたの身近な人に次のような方はいませんか?

問題の解決策をいくつも提案できる人。
会議でも発言や質問の多い人。
だれも気が付いていない問題点をあげる人。
話し方に説得力がある人。

その人は、きっと【MECE】というテクニックを身につけている人でしょう。

この【MECE】というモレやダブりのない考え方のテクニックが身につけば、あらゆる場面において物事を客観的に、全体と要素にとらえることができます。

さあ、このテクニックを身につけて、ワンランク上の仕事を目指しましょう!

MECEで近眼的な思考からの脱却しよう!

まいき くん
まいき くん

今度、社内で業務環境についての【アンケート】をとるんだ。

リク丸
リク丸

へー、そうなんだ。
誰を対象に調査するの?

 まいき くん
まいき くん

人数が多い営業部と若手社員、あとは女性社員からとろうかな。

 リク丸
リク丸

う~ん。それだと正確なアンケートはとれないよ。

まいき くん
まいき くん

どういうこと!?

 リク丸
リク丸

対象者のモレや、意見のダブりがあるはずだよ。
これには、MECEと言う考え方が大切だね。

 まいき くん
まいき くん

MECE⁉ 何それ?きっと難しいですよね・・・

 リク丸
リク丸

大丈夫! MECEは身につけば、自然とできるようになるよ。
調査や発表もこれからは楽勝だよ!

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字をとったもので、「もれなく、ダブりなく」を意味するものです。

MECEを身につける理由

MECEが身につけば、さまざまな角度から物事が見えるようになり、今まで気づかなかった部分も浮き彫りになります。

例えば、「お客様に商品を紹介し採用してもらう」という仕事があるとします。
その販売戦略を検討するとき「エリア」という角度から見ると、「東部」「西部」「南部」「北部」となり、分類されたエリアごとに営業担当者をモレなくダブりなく振り分けることができます。
また、「市場戦略」という角度から見ると、「お客様」「自社」「競争他社」「協力会社」などになります。

物事を伝えるときもスムーズ

リク丸
リク丸

MECEで頭の中も整理されれば、物事を相手に伝えやすくなるよ。

全体像から細部へと、流れるように伝えることができます。たとえば・・・

上司さん
上司さん

新商品の「戦略」についてだが、
「お客様」にはキャンペーンカタログとPR動画で案内。
「自社」ではその準備と担当振り分け。
「競合」にはアフターフォローで差別化し
「協力会社」にはそのサポートを・・・

商談や社内会議でも役立つ

MECEの視点で見ると、相手の見落としや、ダブり部分も見えてきます。
あなたが参加する商談や会議は、モレやダブりのない精度の高いものになるでしょう。

物事を分解してみましょう。

まずは、物事の全体を見る練習をしていきましょう。


例えば、地球環境について考える場合は「地球」を思い描いてください。

次に部分を。部分から細部。細部から個別へと順番に分解していきます。

「地球」→「海・陸・空」→「各海洋・各大陸・各大気層」のように、マクロからミクロへ進めていきます。

ポイント

全体を構成している各部分の要素を見落とさないように、ダブらないように意識してください。

単純なMECEの具体例

MECEな図解。漏れもなくダブりもない状態

性別

人間を性別という切り口で見た場合

血液型別

人間を血液型という切り口で見た場合

曜日別

毎日を曜日という切り口で見た場合

MECEではない図解。漏れやダブりがある状態

雇用形態

この会社の雇用形態は5つあるが、派遣とアルバイトが漏れている

性別に別の要素

男性・女性・若手社員で分類。若手社員には男性も女性もいるため重複する

まいきくんのアンケート対象

漏れもダブりもある状態

MECEは切り口が大切 

MECEで考えるとき、切り口
(物事を見る方)が重要です。

切り口とは、たとえば、人間を「性別」という切り口で見ると「男性」と「女性」にわかれます。
このほかにも、「血液型」という切り口で見ると「A型」「B型」「AB型」「O型」に分類されます。

正しい切り口を見つけよう

正しい切り口を見つけるには、目的を意識することが大切です。

たとえば、あたなは「業務分析」をおこなうように指示を受けました。
当然そこには目的が存在します。

1.「作業の効率化を図る」ための業務分析なのか。
2.「社員の行動の無駄をなくす」ための業務分析なのか。

それぞれの目的によって切り口がかわります。

1.「作業の効率化を図る」ことが目的であれば「作業手順」を切り口に考えるなど。
2.「 社員の行動の無駄をなくすため 」が目的あれば「時間ごと」を切り口に考えるなど。

目的をしっかり意識し、その目的に応じた切り口を見つけましょう。

切り口を見つけるコツ

どの切り口に選択したらよいかまよいますよね。いくつかコツをご紹介します。

対照・反対型

意味が相反するもの。

  • メリットとデメリット
  • 社内と社外
  • 仕入れ先と請求先
  • オフィシャルとプライベート

プロセス・時系列型

時系列に分解できるもの。

  • 「受注→発注→入荷→販売→請求」
  • 「朝食→昼食→夕食→夜食」
  • 「1時→2時→3時・・・・・」

要素構成型

要素をあわせれば全体へ構成されるもの。

  • 「春・夏・秋・冬」
  • 「A型・B型・AB型・O型」
  • 「陸・海・空」
  • 「北海道・東北・関東・中部・近畿・中国四国・九州沖縄」

数値分解型

数値で表現されたもの。

  • 「年齢」
  • 「点数」
  • 「売上金額」

因数分解型

計算式を用いた分解。
例えば売上は、数量と単価に分解される。

  • 「売上=数量✖単価」
  • 「売上=客数✖客単価」
リク丸
リク丸

その他にも、3C分析やSWOT分析などのビジネスフレームワークやロジックツリーを用いる方法もあるよ。それについては「フレームワーク編」「ロジック・ツリー編」で解説するよ。

MECEを用いた伝え方

伝え方のテクニックは、豊富にあります。
熱意や真剣さ、笑顔も大切ですが、内容をしっかり伝えなくてはなりません。
重要なことは、物事を構造的に理解して伝えることです。

あなたは、MECEによって構造化された物事を、全体像から個別へと話すだけです。
全体と個別の関係をわかりやすく伝えることができれば、聞き手は心地よく理解できるはずです。

例えば
「作業効率についてお話します。」→「当社の作業工程は5つに分かれます。」→「1つは・・・・・」→「その中でも注目すべきは・・・・」など。

まとめ

今回は、社内調査という仕事を題材にMECEの説明をしました。
MECEを習得するには、日常において意識する練習が必要です。

例えば「会議の日程を案内する」という業務があった場合、「案内手段」を考えます。

「メール」「電話」「SNS」「共有スケジュール」「口頭」と部分へと網羅することから考えてください。

このように日常の業務にMECEを意識するようにしていただければ、モレやダブりのない考え方が自然と身につきます。

このMECEは、ビジネスのあらゆる場面において役に立ちます。
特に、分析や問題解決に有用なスキルです。

さらに、一歩踏み込んだ原因分析と問題解決については、別記事に掲載していますので、よければご覧ください。

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